初めてのまつりを終えて

アルト
小林音葉

今年は何もかもが初めての事ばかりですが、正直なところ、どう歌ったらよいのかこんなに悩んだ演奏会は初めてでした。

合唱で伝えなければならないことは沢山ある。目を逸らしたくなるような事に向き合わなければいけない。覚悟があったつもりでいても、いざその時になるとどうしたら良いのかわからなくなってしまいます。
でも私たちには、悲惨な過去を鮮明に伝えながら、その事実に挫けずに、平和に向かって歌っていく使命がある。やっとそのように腹を括れたのは当日でした。
ゲネプロの中で、指揮の山下さんが仰った「光が差すように!」という指示がとても印象に残っています。
暗闇に立ち向かいながらも、聴いていただける方に光をもたらせるような音楽をし続けなければならない、と強く感じた演奏会でした。

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