密かな楽しみ。

watayuki
アルト
渡辺ゆき

 

大阪いずみホール定期演奏会の密かな楽しみ、高橋由樹さんの記事にあるうどん屋さんのうどんです。

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ダブルゆき(高橋由樹渡辺ゆき)でお昼に食べました。
おあげの美味しさ、たまりません。
栗ご飯も美味しかった~。

演奏会も頑張りました!
聴きにいらしてくださった皆様、ありがとうございましたーー!!

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(公演を終えてサイン会会場にて)

 

絵 詩 音楽

アルトtakayuki
高橋由樹

みなさん、こんばんは。アルトの高橋由樹です。
「泣ける」合唱曲、嫁ぐ娘に。志村美土里さんも書いていましたが、本当に毎回、ここでくる…とわかっていても、涙してしまいます。

今回、わたしにとって、やはりじわりと泣ける曲がもうひとつ。

クレーの絵本 第二集の、「黄金の魚」。

目で、耳で、肌で、心で、感じたものを、明日は精一杯声で表現します。

そして、あの店の、きつねうどんを楽しみに…!

皆様、いずみホールでお待ちしております。

09.09年いずみホール

明日は大阪

ソプラノyawara
好田真理

最近飼い猫のお尻の臭いがくさい気がしてせがまれて抱っこすると自分も臭うような気がしてならない好田真理です。(どなたか対策教えてください!)
さて、いよいよ明日は大阪いずみホール公演です。

東混も関西、大阪の皆さんに支えられて20回目の定期演奏会を開くことができました!ありがとうございます。
FOCD9687

CDも絶賛発売中の「日本の合唱名曲セレクション」の中から~この20年、愛された日本の合唱曲選~ということで、合唱好きのみなさんがかつて歌ったであろう名曲の数々を演奏いたします。

現在TBS系列で放映されているドラマ「表参道高校合唱部」でも使われた「ひとつの朝」も歌います。
自分の高校時代は声楽のレッスンに忙しく部活がやれなかったので、ドラマのような青春がうらやましいです。

若いっていいなぁ若い声もいいなぁ。

若いのもいいけど、大人の声で聴く「ひとつの朝」もいいですよ!深みのある男声から始まります。

若かったあの頃とはちがう、充実した音色で聴き応え充分です。
いずみホールで、お待ちしております!

「八月のまつり」寺嶋陸也さんインタビュー第3回

8月7日(金)勝どき・第一生命ホールにて「東混・八月のまつり36」がありました。
「八月のまつり」は、林光作曲「原爆小景(詩・原民喜)」 の演奏を柱としたコンサートシリーズです。
「まつり」に長くたずさわり、委嘱曲の作曲、そして指揮とピアノを引き受けてくださった寺嶋陸也さんに、練習の合間をぬって、いろいろお話をうかがいました。
コンサートはすでに終わってしまいましたが、「八月のまつり」を振り返りましょう。
寺嶋さんインタビュー第3回は、作曲家からみた東混の傾向。

*寺嶋作品は一筋縄ではいかない?*

寺嶋(以下 寺):前にまつりで取り上げていただいた曲に「イグナシオ・サンチェス・メヒーアスを弔う歌」(カワイ出版「八月のまつり27(2006年)」にて演奏)がありました。全体が2群に分かれる曲があったんですよね。
高橋(以下 高):それがすごくおもしろい音がして。第一生命ホールは音響がとても良いので、2群に分かれると効果的で、よく覚えています。
寺:あれは長い曲で4曲から成る曲集で。
高:難しかったんですけど。
寺:光さんも私もロルカ(フェデリコ・ガルシア・ロルカ スペインの詩人1898~1936)がすごく好きだったんで、ロルカでまとまった曲を作ったときはいつも光さんが取り上げてくださって、その時で4作目くらいだったんですよね。

高:譜読みの段階でとっても難しくて。私は内声(アルト)なので、和音がどういう風に、ここでどういう役割でどうなるのかっていうのがつかめるまでが、結構譜読みが難しい部分があったんです。でも歌えば歌うほど、また歌いたい、どうやって歌おうかっていう風にわかってきて。寺嶋さんの曲はどの曲をやっても何回歌っていっても発見があって。今度はどう歌おうかって私はそういつも思っていて。
寺:それいろんなところで言われるんです。とにかく「難しい難しい」って。

高:難しいだけじゃない歌い甲斐というものがあって。なので、何回でもっていう感じで。そういえばあの曲もあれっきりやってない。
寺:あれっきり、誰も(笑)
高:たぶんどなたも手を付けられないんじゃないですかね。
寺:とっかかりがね、とにかく悪いから。こないだもある曲が出版されて。我ながらね、手で書いた楽譜はまだいいんですけれども、出版された楽譜見るとね、四分音符ばっかり、こう並んでたりするっていう景色で。これを見て歌おうと思う人はほとんどいないんじゃないか、と自分でも思う部分があって(笑)

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*寺嶋さんから見た東混委嘱作曲家の傾向*
好田(以下 好):歌詞とかも、いわゆるアマチュア向けっていうのより難しめのを選ばれますよね。
寺:そうですね。今アマチュア向けっていうのかわかんないけども、つまらない合唱曲っていうのがいっぱいはびこっているから(笑)そういうのに背を向けて。
高:新実(徳英)先生も本に書いてらっしゃいますけど、日本では人口的に、合唱ってアマチュアのものっていうのが。
寺:僕もね、それはそうだと思うんですよ。

高:東混としてはなかなか難しくて。だから立場的にもどうしたらいいんだって、私いつも考えていて。
寺:やっぱりね、それは、たぶんバッハとかの時代を考えてもアマチュアの人中心に発達してきたジャンルではあると思うんですけど。ただ、日本の合唱がこんなに盛んになってるっていうのが、やっぱり東混がずっと引っ張ってきたからでもあるし、それは今でもそうだと思いますね。それで先日六花亭に行ったときも、あれはすごい楽しかったんですけど(7月25、26日札幌六花亭ふきのとうホール)、前衛的な曲をやっていくってことももちろん大切ですけども、いろんな地方に出かけていって歌って、お客さんもすごく喜んでくれている、そういう東混の活動って作曲家には逆にあんまり知られてないのかな?っていう気もするんです。まあそれを作曲家にアピールしてもしょうがない気もするんですけど、僕はそういう部分で東混とはお付き合いさせていただいてきていて…。「まつり」がほとんどでしたけれども、光さんがやるときとかに、お客さんがすごく喜ぶ様子とか見ているので、そういう東混にすごくシンパシーを感じていますし、ご一緒させていただけるのが嬉しいです。

好:作曲の方ってメロディーが浮かんでくると思うんですけども、言葉っていう制約を好んで使うのとかあるんですか?林先生はこんにゃく座やられてたり、言葉とか物語とかを持って作曲されるのが多かったと思うんですが。
寺:それは作曲家のタイプによっていろいろで、今までの東混の委嘱作曲家を見ると、そういうタイプ(言葉付き)の作曲家に新しい曲を頼むっていう方向性ではないんだなっていうのを感じますね。合唱の、今まで聴いたことのないような曲を書くかもしれないという期待で頼んでるんだなあと。言葉がどうこうとかっていうことは古いっていうのがあったり、声でいろんなことをやるってことに音響的な興味を持ってるタイプの作曲家に依頼するほうが多いですよね。そういう曲は、歌うほうは大変だろうとは思いますけれども。

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*寺嶋さんと「八月のまつり」*
寺:実は私は、第1回のまつりを聴いているんです。東京文化会館の小ホールで、「原爆小景」と「この道」や「かやの木山」とかが初演だったと思うんですが。その時、高校生だったんですけれども、その後もほとんど毎年聴きに行っていて。聴きにも行けず出演もできなかったっていうのは今までで確か、2回だけありました。1回は岩城さんが出演なさった時に、その時はどうしても聴きに行けなくて、もう1回ぐらい聴きに行けなかった年があったんですけれども。まあ、聴いているか出演しているかのどっちかで。それで出演もずいぶん早い時期に、まだ大学生だった頃から光さんが呼んでくださって。私の曲を、特に最初の頃はよく光さんが振って演奏してくださっていたので、その時はまだまだ作曲家としても駆け出しか、駆け出し以前ぐらいの感じだったのですが、大変あたたかかく背中を押してくださったと思っています。光さんがお亡くなりになってから「八月のまつり」も今回で4回目になりますけれども、東混がこれをずっと続けていこうとなさっていることが、僕にとってはなによりも心強いと思っています。

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(2005年8月6日(土)広島アステールプラザ(大ホール)「八月のまつり2005in広島」の舞台上/撮影:好田真理)

好:ありがとうございます。「原爆小景」を歌いつなぐことは東混の大切な活動のひとつなので、これからも続けていけるよう、頑張りたいです。
高:お忙しい中インタビューご協力、どうもありがとうございました。
寺:ありがとうございました。
<終>


インタビューを終えて(好田真理)
「八月のまつり」を中心に寺嶋さんとはよくお仕事ご一緒させていただいていましたが、普段は主にピアニスト、作曲家としてお会いしておりました。
普段のリハーサルでは曲のこと以外ではあまりお話しする機会もありませんでしたので、今回のインタビューは新鮮で、楽しくお話させていただきました。
美しくも芯のある、とっても素敵なピアノを弾かれる寺嶋さん。インタビューを通してお人柄がより深く感じられ、寺嶋さんの曲とピアノの音色の深みにもより気づくことができた気がします。大変貴重な時間をどうもありがとうございました。

第2回、第3回の記事内の写真撮影:渡邉隆寛

寺嶋陸也さんのホームページ
http://www.gregorio.jp/terashima/

「八月のまつり」寺嶋陸也さんインタビュー第2回

8月7日(金)勝どき・第一生命ホールにて「東混・八月のまつり36」がありました。
「八月のまつり」は、林光作曲「原爆小景(詩・原民喜)」 の演奏を柱としたコンサートシリーズです。
「まつり」に長くたずさわり、委嘱曲「予兆」の作曲、そして指揮とピアノを引き受けてくださった寺嶋陸也さんに、練習の合間をぬって、いろいろお話をうかがいました。
コンサートはすでに終わってしまいましたが、「八月のまつり」を振り返りましょう。
第2回の今回は、先のコンサートで演奏された寺嶋2作品についてお話頂きました。
「花筐(はながたみ)」の誕生について。
委嘱作品「予兆」の、団員がちょっと驚いた話!

*今回演奏した「花筐(はながたみ)」について*

寺嶋(以下寺):今回は新作の他に「花筐(はながたみ)」(作歌・良寛)という曲をやります。これは楽譜にそんなこと書いたりはしませんでしたけど、2012年1月に光さんがお亡くなりになったんですが、この曲は春に作曲して8月の初演で、僕の気持ちとしては、花を集めて光さんにお供えしようっていうような気持ちでした。それとは別に、たまたまその頃、別の曲でも良寛のテキストを使ったものを作ってたんですけれども、良寛の生き様を見ると、現代人の欲望っていうものを考え直さなければいけないのではないか、という風なことを考えさせられました。今回これをプログラムに入れることができたのは、大変嬉しいです。
高橋(以下 高):林先生追悼の「まつり」は2012年でしたね。
寺:そうですね。2012年はとにかくどうしようかってバタバタしてて。山田和樹さんが振ってくださって、原爆と抒情歌は僕がやってっていう流れだったんですけど。

高:そうでしたね。
寺:その翌年、僕に「お任せしますから」って言われて。本当はその時に「花筐」をやりたいと思っていたんですが、「もうじき春になるだろう」(詩・城左門/曲・山田和男/編曲・林光)とかね、そういうのが入ってて、なんかこう、似た感じの曲がならぶ印象がある、と小林さん(東混事務局)がおっしゃったんでこれはやめて、自作の曲は、戦争にも関係の深い「ふるさとの風に」(詩・竹内幸三)を入れました。

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*寺嶋さんへの委嘱は実は*
寺:「予兆」(詩・木島始)は今回のために、初めて東京混声合唱団から委嘱を受けて作曲したものです。
高:えっ!初めて?
好田(以下 好):初めてなんですか?
寺:初めてなんです。

好:あれ?知らなかった。当然のように寺嶋さんの曲はいつも歌ってたから。
高:なんどか曲は「まつり」で歌ってますよね?
寺:「まつり」では、光さんが僕の曲を取り上げてくださったんですけど、東混から依頼を受けたことは一度もなくて。

好:東混で初演ていうのはあったけれども?
高:委嘱ではない?
寺:林光の委嘱っていうのはありましたけども(笑)

高:そうなんですか!
寺:「八月のまつり」でやりたいから、曲書いてって言われて書いたことはあります。それは光さんからの委嘱ってことで、光さんから作曲料を頂いて(笑)

高:じゃあ、直接東混からの委嘱は今回が初めて?
寺:初めてなんです。小林さんからは「今まで頼んでなかったんだね、ごめんね」とか言われましたけど(笑)

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*委嘱作品「予兆」*
高:「予兆」の作曲は松本で?(楽譜の最後に「26,?,2015 松本」と書かれている)
寺:僕はどこで完成したかってことをいつも記してるんですけど。だいたい下書きを作っておいて、旅先で仕上げを。旅先だとまとまった時間が取れるので、それで清書するっていう。これはねえ、締め切りが5月30日だったんですけど、ちょっとあわてて書いたもんで。えーとね、1曲目の途中までは別の日だったんですけど、あとね、一気に書いちゃったんです。それでだんだんだんだん目がおかしくなってきちゃって。だから消しゴムで消してもそれが残ってたり。

好:ソプラノに書いてみたけどアルトに書き直してみたり、とか。
寺:だからみなさんにご迷惑をおかけして、恥ずかしいんですけども。

好:いえいえ!作曲の形跡がわかっておもしろいです。
寺:皆さんに歌っていただいて、すごく光栄です。

好:歌い甲斐のある曲ですね。和音が、1小節の間でもころころ変わってるじゃないですか。なかなかついていくのが大変なんです。
<続く>


まだまだインタビューは続きます。
次回は作曲家としてのちょっとした本音や、外から見た東混の姿などを語ってもらいました。
次回もお楽しみに!

寺嶋さんインタビュー第1回の記事はこちら。

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