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作曲者からのコメント 2013.07.02

【作曲者からのコメント】

8月30日(金)開催のいずみホール定期演奏会NO.18にて松井慶太さんの指揮により初演予定の酒井健治さんへの委嘱新作「Je est un autre II」に関して酒井さんよりコメントをいただきました。

フランスの詩人、アルテュール・ランボーのテキストより引用したタイトルにある「私は他人である(仏訳:Je est un autre)」という作品は連作になっており、それぞれ編成を変えつつ、声のための三つの作品より成立しています。
「私は他人である I」は、三分強の短い作品でありながら、様々な特殊な発声法を伴う超絶技巧を持つソプラノのための作品であり、今年10月に東京オペラシティにて世界初演される予定の「私は他人である III」は、ソプラノとピアノのための作品です。
今回世界初演される混声合唱のための「私は他人である II」は、二楽章よりなり、第一楽章はゆるやかにハーモニーが変化するテクスチャーの上に様々な特殊唱法がちりばめられ、第二楽章はそれぞれのパート(ソプラノ、アルト、テノール、バス)のソリスト達が合唱団から前面に現れ、テュッティとソリスト群が頻繁に交代しつつ、合唱により相応しいテクスチャーを持つ第一楽章よりも、テキストを話す等の行為により、テキストに直接的に焦点を当てられた音楽となっています。
酒井健治