東京混声合唱団(とうきょうこんせいがっしょうだん)は、1956年、東京芸術大学声楽科の卒業生によってつくられた、日本を代表するプロの合唱団です。
文化庁主催(しゅさい)公演をはじめ、小・中・高等学校での鑑賞(かんしょう)音楽教室や、東京・大阪での定期演奏会、各地方では特別演奏会、海外公演、オーケストラとの共演、オペラへの出演など、年間約200回もの公演を行っています。
創立(そうりつ)してからずっと続けている委嘱(いしょく)活動(新しい日本の合唱曲を作る活動)では高い評価を受けていて、これまでに200曲近い曲が作られています。
日本の合唱曲の他、グレゴリオ聖歌からルネサンス、古典派、ロマン派などの世界中のさまざまな合唱曲や、今生きている作曲家によって作られた現代曲など、幅(はば)広いレパートリーがあります。
また、テレビやラジオへの出演、レコーディングなどでも幅広く活動しています。
1996年より、日本を代表する芸術団体として「文化庁特別重点支援」の指名を受け、コンサートを中心に、日本の合唱音楽の普及(ふきゅう)・向上につとめています。