短期不定期連載 勇者ダイコン 『ざわざわへの道』 その8〈ケチではないのです〉

ico_kaori
アルト
小野寺香織
「だって『姫』ですとか言ったら仲間に入れて貰えないかと思ったし。」
「アルテなんで言ってくれなかったんだよ。」
「面白いじゃん。」
「おいおい。」
「なんか立て込んでる?」
「あ、ごめんごめん。」
「ソプーナがさ、名前が『ソプラ』でお姫さまで、金庫番がケチなんだよ。」
「⁇」
「ソプーナさん?」
「ソプーナはソプラっていうのが本当の名前なの?」
「金庫番がケチって?」
「私はケチではありません。堅実なだけです。」
「誰?」
「ダイさま、初めまして。お世話になっております。ヤマカーズ国王のバトラー、ワタプリと申します。」
「アーアー、ワタプリさん。知ってます知ってます。」
「ワタプリ、そもそもなんでここに?」
「私が祠の様子が知りたいと言ったのだよ。」
「パパ!」
「パパ⁉︎」
「ソプーナ、じゃない、ソプラのパパって事は、姫のパパだから…!ヤマカーズ!」
「『国王陛下』もしくは『様』をお付けください。」
「パパ、ワタプリったらまたケチな事言うのよ。」
「先ほどから聞いていたが、別にケチな事は言っていないようだったぞ。」
「だって、石版の価値を理解してくれないんだもの…。」
「ソプラ、彼は別に価値を分かってない訳では無いと思うよ〜♪」
「少しくらい隣国からお金を借りてくるとか、考えてくれてもいいじゃない。」
「少し考えてみます。……難しいですね。」
「短っ。」
「ねえダイ、他に方法ってない?」
「う〜ん、石版は魅力的だけど、他にも方法はあると思うよ。」
「だって。ワタプリ、少し相談してみれば?」
「そんな、勇者様に直接ご相談申し上げるのは…。」
「気にしない、気にしない。何でも言って。」
「ありがたいお話だ。ワタプリ、伺っておくと良い。」
カランコロン
「あの〜。」
「はい、どなた?」
「パパ、いますか?」
「パパと言えばヤマカーズ…国王陛下しかいないぞ。」
「アレ?ハリーのところのお嬢さんじゃない?」
「あ、本当だ。」
「じゃあキリのいいところで戻って来ない?お嬢さん、それまで良かったらウチでご飯でも召し上がれ。」
「はい(^^)」
to be continued

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