時は80年代の終わり、ある中学生が市民会館で座席を探している
ようやく着席した彼は落ち着かない。ずらり揃ったオーケストラの
もうすぐ始まる初めてのプロオケ体験。「札幌交響楽団」と書かれ
曲目はベートーヴェンの『田園』『ピアノ協奏曲第4番』そして一
今、驚いているのは『インタースペース 』の初演が87年3月札響ということだ。まだ湯気立ち上っている
初めてのプロオケと初めての同時代の音楽をいちどきに体験した彼
あれから約30年。東混60周年の最後を飾る定期に、若い「ひろ
その水戸博之さんのご出身は北海道。ちなみに『インタースペース
ラインナップはリゲティ、シェーファー、伊左治直、そして一柳慧
伊左治、一柳作品は、それぞれ東混委嘱作品の第209.210曲
あたらしい音たち、耳が開かれる聴体験。それらの化学反応は、あ
もし、数十年前の自分が客席にいたら、彼に微笑みかけよう。そし
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
東混創立60周年記念連続定期演奏会No.5
東京混声合唱団第242回定期演奏会
日時:2017年3月15日(水)19:00開演
場所:東京文化会館小ホール
指揮:水戸博之
ピアノ:寺嶋陸也
照明:立川直也
曲目 リゲティ:3つのファンタジー
シェーファー:17の俳句
伊左治直:不帰の異客-委嘱初演-
一柳 慧:蛍の樹-委嘱初演-
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