厚木市文化会館-あつぎ「東混」と歌う会 のみなさまと

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ソプラノ
和田友子

こんにちは!東混カナガワン3名のうちの一人、ソプラノの和田友子です。

2017年の東京混声合唱団コンサートは、1月15日、厚木市文化会館(神奈川県)にて、山田和樹指揮 東京混声合唱団 厚木特別演奏会
~あつぎ「東混」と歌う会と共に~ で幕開け致しました!

暖かかったお正月から一転、ついにきた極寒の日でしたが、本当にたくさんのお客様においで頂き、心から感謝申し上げます。

あつぎ「東混」と歌う会
は、今回の演奏会のために集まって下さった、168名の合唱団の皆様と、実行委員スタッフの皆様からなる、スペシャルな会です。今回の演奏会の開催にあたり、企画運営から細部に渡るまで、多大なるご尽力を賜りました。重ねてお礼申し上げます。

さて、会場の厚木市文化会館は、私の大学生活がスタートした思い出の地でもあります。
当時、厚木市内にあった音楽大学に入学した私。手狭な敷地の学校だったので、式典や大きな演奏会を行えるホールがないため、厚木市文化会館、通称「厚文」は、私たちの学校のホームグラウンドでした。

当然、入学式も、「厚文」でした!
あの趣のある、赤い煉瓦の会館の前で、春風にバサバサ吹かれながら友人たちと記念撮影をした日を思い出します。(もう20年以上も前の話だなんて!)

168名の合唱団のみなさんと、ステージ上の山台に上った時には、大学のメサイア公演で「さしみ」になりながらこのステージに立っていたなあと、しみじみ思い出しました。
そして、ステージから見る、神殿のような独特の形の、赤く綺麗な客席を見て、ああこんなだったなあと、タイムスリップしたような感覚になり、しかし東混のメンバーとして、厚木の地元の皆さんとステージに立っているという幸せな現実に、感謝していました。

第一ステージでは、あつぎ「東混」と歌う会の皆さんと共に、混声合唱組曲「水のいのち」を演奏しました。

前日の、山田マエストロとのリハーサルの時、第2曲「水たまり」、第3曲「川」、は特に時間をかけて取り組みました。このリハーサルで、私が掴んだ「水のいのち」は、『リアル感』でした。
壮大なテーマを歌う詩と曲なので、漠然とした想像の世界ではついていけないと感じ、自分の中のリアルな水のいのちを歌わなければと、思いをめぐらせました。

すると自然に、鮎津橋、相模川、丹沢!!!と、学校に通っていたバスからの風景が広がってきました。
そして、「あの水たまりの にごった水が 空を うつそうとする」 「何故 さかのぼれないか」 「空の高みにこがれるいのち」
など、自分の中で、想像上の言葉でなく、実感となって、身体から声が出ていきました。このような感覚で歌えたことは、本当に素晴らしいことでした。

この日のリハーサルは、歌う会の皆さんと東混で、対面式で歌っていたのですが、マエストロに呼応して、皆さんの歌う宇宙が、どんどん壮大になっていくのを感じました。
本番のステージは、さらに熱く展開していきました!

「厚文」で卒業式を迎えてから18年、初めて戻ってきたのがこの日の公演で、厚木の地元の方々と共に、幸せな時を過ごさせて頂きました。本当に、ありがとうございました。

次回の神奈川県内での、山田和樹×東京混声合唱団の公演は、
2017年8月29日(火)14時開演 神奈川県立音楽堂 / 山田和樹指揮 東京混声合唱団 特別演奏会 です♪

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