今日から6月ですね!
このブログリレー、4月6日の德永さんから始まったのですが、もうすぐ2ヶ月経つとは…!
このブログを通して、全員元気で過ごしていることをお伝えできていたら幸いです♪
さて、今回のテーマは、
「高音のためのルーティーン」
これをご覧の皆さまの中で、うたを歌う方は、高音にお悩みの方もいるのではないでしょうか?
この記事に悩み解決のヒントがある…かも?!
ソプラノ
File24:自分を知る
こんにちは!
ソプラノの和田友子です。
6月に入り、日に日に陽が長くなっていくのを自宅の窓から楽しんでいます。
敏腕かつ才能溢れる、テノールの平野くんから受け継いだお題は、
「高音のためのルーティーン」
私がこのお題について語るには…
まず初めに感謝を述べなければなりません。
今年の初めに私は、急性気管支炎からの急性声帯炎を患い、全く声が出なくなってしまい、
2月の一か月間、活動のお休みを頂いていました。
この時、団の全てのメンバー、関係する様々な方々のご協力で休養をすることができ、
なおかつ無理せず再発なく完治することができました。
この御恩は一生忘れないように心に刻んでいきます。
さて、私がこの急性気管支炎・急性声帯炎を患った原因の一つに「乾燥」があります。
この時は疲れと油断が重なりました。
まずは、乾燥から喉を守るための新旧三選手を紹介します。
①温度湿度計(自分の感覚より数値を可視化!ミニサイズ)
②10時間連続使用ができる加湿器(就寝中も切れない。)
③スチーム吸入器
です!
番外編として鼻うがいをさぼらないようにする、もあります。効果には個人差があります。
次に、わかりやすいフィジカル面。
ゆるくストレッチと筋トレをやっています。
就寝前に、
・股関節を中心としたストレッチ
・腹筋・背筋10回ずつ
・プランク30秒
非常に緩いですね。。。それ筋トレに入るの?っていうレベルです。
しかし効果は絶大で、続けていると、特に音程が跳躍する時に、自然と身体が「保持」してくれる感じになります。
学校公演の時などは、これをホテルの部屋でやるのと、体育館でのリハーサルの前後にやったりします。
それから、私は人一倍首が長いのと、毛量が多すぎるので、すぐ首肩、肩甲骨まわりが固まります。
そのあたりをほぐすストレッチを随時やっております。
一方、メンタル面で、高音を出すために心がけていることは
① 自分の役割を見極める
② 準備を怠らないようにする
③ 一年中風邪に気を付ける
①と②が少し長くなりますが、
① 自分の役割を見極める
今はだいたいソプラノの端で一番高い音域を担当していますが、
入団して5年ほどはセカンドソプラノの、それも大半は逆の端、アルトとの境目で歌っていました。
ある年に、セカンドとトップのリベロをやっていて、当時のパートマスターの先輩にどちらが合っているかヒアリングを受けました。
私はセカンドで歌うことに喜びがあったので迷いつつも、
「トップにいる方が、自分のソロの勉強になった時に感覚の違いがなく楽だ」というようなことを答えました。
先輩はその発言を尊重して下さり、それ以来ファーストソプラノになりました。
(ちなみに現在東混のソプラノでは、特にパート分けというものはなく臨機応変にやっております)
だんだんとその中でも一番高いパートを担当するようになっていくのですが、
歌う中で悟ったのは、東混で歌い、このポジションにいる限り、
「いつでも、無理をせず、けがをせず(ガリっといわない)、楽に、超高音を出せる歌い方」
を自分の標準にすることが必要だという事でした。
そこから逆に辿っていき、
どんな発声方法ならそれが可能か、
自分の声の魅力はどこなのか、
それを活かすためにはどんな選曲をしたらよいか、
どんな歌を歌う人になりたいか、
と考えていきました。
その結果、ここ数年でようやく、自分が思うような歌が歌えるようになってきました。
しかしこういうことを考えるとき、自分の居心地の良さと、自分に向いていることには乖離があったりするので、
自分とよく対話することが必要と思います。
② 準備を怠らないようにする
基本的に私は、準備が足りないと間違いなく失敗するタイプです。
今回のテーマ「高音を出す」で言いますと、まずは発声練習ということになります。
いつも決まった音階練習を、下から上まで限界から限界までの音域でやっています。
最近はそれに加えて、年齢的なこともあり、ハミングでの音階練習から始めるようになりました。
朝の10時から(むしろ9時からのことが多い!笑) High C は、もちろん心して臨みますが。
なかなかにハードなものではあります。
昨年はその後のケアも十分しないといけないと悟りました。
また合唱の中でソロがある時は、非常に暑苦しいのですが、
自分がもういいやと思えるまで、ステージのその場所に行き、
感覚をつかむまで練習するようにしています。
とはいえ、私は基本的に面倒くさがりで不真面目なので、様々な場面で
「なぜベストを尽くさないのか?」「Why don’t you do your best !!!」
(昔のドラマ「TRICK」参照)
を、自分に言っています。
部屋に一人なら本当に声に出して言っていたりします。あやしいです。
③ 一年中風邪に気を付ける
これはもう冒頭に述べたとおりです。
一段落した時に心身共に油断してしまうので、そこに一層気をつけねばと思います。
今はどんな人でもマスクが必須な世の中になってしまいましたが、
普段から声を使う方たちはマスクのプロでしたよね 笑
これからも気を引き締めてマスクのプロを続けようと思います。
大変長くなってしまいました。
お次は、同じくソプラノの大沢結衣さんに!
お聞きしたいテーマは、
「好きになるときの感覚」
東混では実に様々なジャンルの曲を歌いますが、一緒に歌っている結衣さんは、
新しい歌に出会ったときの自分のものにするセンスが素晴らしく、尊敬しています。
自分のものにする時の感覚、ぜひ教えて頂きたいです!
何か物事をうまく行おうとする時って、「コツ」を探しがちですが、
悩んで試して考えて…とにかくやり続ける、「時間」が必要な時もあるのかなぁと思います。
プロの言い訳というわけではないのですが!(笑)
さて、次回は同じくソプラノ、大沢さんのご登場です!
テーマは「好きになるときの感覚」
東混のジュークボックスとも呼ばれる大沢さん。彼女の「好き」について語っていただきましょう!
次回もお楽しみに♪
前回:平野さんの記事はこちら
次回:大沢さんの記事はこちら
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