その微笑みはいつかどこかで…

日常

アルト

尾崎かをり


皆様、お元気でいらっしゃいますか?

夏と秋の空気がすっかり入れ替わり、爽やかな10月がやって来ました。
朝晩の寒暖差が開いて来ましたが、こうも急に気温が下がると、体調管理が難しいですね。

さて、あと1ヶ月程で私の大好きな紅葉の季節🍁✨待ち遠しいです🎶
毎年とある紅葉スポットに足を伸ばしていましたが、今年はこんな状況だし、微妙です。。

それにしても、あれだけジメジメだった夏の事などすっかり忘れている私。
しかし今年の夏、実は一つ目標を達成した事があるんです。
それは…

『ヘア ドネーション』です。

wikipedia によると、
『ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動のこと。』
と、あります。

それを知ったのは、2016年の4月の事でした。

ある時、知り合いがガンになったのですが、病院で「抗ガン剤の影響でそろそろ髪が抜けて来るだろうから、そうしたらウィッグなんだって。」と。

ウィッグかあ…。
自分の髪の毛じゃない髪を付けるのって、どんな感じなんだろう。

でも、それでも必要としている人がいるって事なのね、と考えた私は、もしかしたら途中で挫折するかも知れないけど、伸ばせる所まで伸ばしてみよう、と、ヘアドネーションにチャレンジする事に決めました✊

しかし、その年の1月に既にパーマを掛け、毛先が傷んでしまっていたので、ケアするものを購入。
椿油、あれはなかなかの優れものでした。昔ながらの知恵は本当に素晴らしいです!
櫛通り良好、科学薬品も使ってないし、とても役立ちました。

そしてヘアゴム。特殊な糸で編まれた、髪に引っ掛からない素材の物があるのです。
もう少し早く出会いたかったです。
何と100均で買えますw(゜o゜)w

しかし、日々のバタバタと寝不足で、ヘアケアが次第に疎かになり、毛先の色が変わるほど傷んで来たので、時々セルフカットしましたf(^_^;


そして何年かしたある日、電車に乗っている時に偶然隣に座って来た、仲良し女子二人組が、こんな話をし始めました。

「あれ?もしかして髪切った?」
「うん、さっぱりしたでしょ?」
「何センチ切ったの?」
「今回はとりあえず30cm 。」

その時、『はは~ん、ヘアドネーションかな。』と直感。

「そうか、ヘアドネーションするって言ってたよね~😊」
「うん、だけどさあ、美容師さんが言ってたんだけど、ロングヘアを作るには、頭のてっぺんから計るから50cm必要なんだって。」

当時、30cmで切ろうと思っていた私はそれを聞いて、
『50か。ふ~ん、ならば50まで伸ばしてみようかな。』と、あっさり決断。

翌日美容師さんに相談したら、
「今既に37cmですね。だとすると早くて来年の夏前かな。」とのお返事が。

よーし、頑張ろう✊
…って、ガンで戦う人に比べれば、こんなの頑張るうちに入らないし。


ところが、、

後日、大学の同級生が乳癌で亡くなった、と親友から連絡が来ました。

彼女がどの様な最期を迎えたのかは、聞いていないので分かりませんが、
本当にいつも明るい笑顔で、とても元気で太陽の様な人だったのに…。

私がレッスンで落ち込んでいる時、元気出しなよ、って良く励ましてくれました。


あの時はありがとう。
お陰で私、何とか頑張ってるよ。


そして、、

そろそろ時は満ちたであろう、2020年6月。

ところが、コロナの影響でいつもの美容室はお休みに…。


仕方ない。待ちましょう。


世の中が少しずつ動きを取り戻して来た8月末、道すがら蝉が羽をボロボロにし、力を振り絞って鳴いているその生命力に感銘を受けながら、4年7ヶ月振りに美容室へ。

こちらへどうぞ、と椅子に誘われ、ドキドキ。

「ではまず50cmを結びますね。」と、優しい美容師さんのお声。
50cm 、こんな感じです。

結び目を付けた所を、切って行きます。

髪の毛は自分の分身、って母が言ってたけど、本当にそんな感じ。

因みに私の妹は、髪の毛を神社に奉納して、強い子に育ちます様に、と祈願して貰いました。


さて、あとは髪型を整えて終了ですが、切った髪の毛はビニールに入れて、ヘアドネーション協会に郵送します。


切った後(撮影:ささらさん)

後日、ご協力ありがとうございますとのメッセージと共に、可愛い絵のシールが送られて来ました。

この絵の様に、どこかで誰かを笑顔にしてくれる事を祈っています。

笑顔は、
どんな素晴らしい言葉にも勝りますね。


ではでは、、、

長々、お読み頂きありがとうございましたm(__)m


またお会いしましょう!
笑顔でね😊



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