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テノール
志村一繁
こんにちは、テノールの志村です。
世界的に終息の兆しがなかなか見えてこない未曾有のウィルス。
音楽関係、とりわけ合唱を愛好する者にとっては、なんともやるせない不安な日々が続いています。
とはいえ、気持ちが滅入っていても良いことはあまりないので、せっかく与えられた時間なのだから有効に使おう!ということで、
「普段できない、何か楽しいことをしよう!」
と思い立った次第。
さて、私にとっての楽しいこととは?
まずは以前ブログにも書きましたが、私が音楽の道を志すきっかけになったアニメを見ること。
これは物心ついてからほぼ毎日、今でも欠かさずルーティンのように見ているので、普段できないことではないなぁ。
他には旅行・ドライブをすること。
これもご時世で思うようにならず。
東混にいれば毎年色んな地域に出かけていましたが、今はそれもぐっと減ってしまい寂しい限りです。
そうすると、やはり食べることは最大の楽しみであります。。
これは皆さんもきっと同じですよね(^o^)
特にテンションの上がるモノとして、YouTubeチャンネルでも企画してもらいました「スイーツ」。
東混のみんなにはよく知られている「寿司」。
そんな中で今回は「うどん」をフィーチャーしたいと思います。
何故か?
それは私がうどん県として認知されている香川県高松市で青春を送ったからです!
生まれは東京なのですが、幼稚園の年長さんから小・中・高等学校まで高松で過ごしたので、食べ物の嗜好はかなり西の色合いが強いですね。
今では東京近郊でも「丸亀製◯」や「はな◯るうどん」等のおかげで、だいぶ讃岐うどんらしいモノを食べられるようになりました。これは本当に有難い!
でもやはり、本場で食べるモノとは一味も二味も違うのは仕方のないこと。
ですが今の状況では高松に帰省することもできず、どうすれば・・・
「そうだ、お取り寄せしよう!」
ということで讃岐うどんをはじめ、この期間にお取り寄せをした全国のうどんをご紹介させてもらいます。
まずは三大うどんとして細麺のトップに君臨する
「稲庭うどん」(秋田県湯沢市稲庭町)
◯代目佐藤養助商店が有名ですが、大小多くのお店があります。
総じて言えるのは、讃岐のうどん屋を知っていると高級というか高い!というイメージがあります。
そこで今回は「節麺(ふしめん)」という、製麺して干す時にできる不揃いな(干し棒にまたがる曲がっているところ)麺にしました。少し安いんですよね。
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うん、さすがにうまい。
讃岐うどんと違いかなり細い麺なんですけど、堅さではなく腰がちゃんとあるんですよ。麺の滑らかさも感じられ、暑い日に食べるのに最適ですね!
次はちょっと変化球な、太さではなく広い麺
「ひもかわ」(群馬県桐生市)
日本一幅広い麺とも言われています。
群馬県は小麦生産量が多く、水沢うどんに代表されるように元々うどん文化なんです。
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愛知県のきしめんよりもかなり幅広い麺で、すする・呑み込むというよりは、しっかり噛んで食べる麺です。
すすれなくはないのですが、私は危うく喉に詰まりそうになったので要注意です。
さあ次は日本で一番「柔らかい」うどん
「伊勢うどん」(三重県伊勢市周辺)
このうどんの特徴は、太さもさることながら、なんといっても讃岐うどんとは対極の柔らかさにあります。
江戸時代に全国からお伊勢参りに来た方々に、疲れた体でも消化のよいように柔らかく茹でた、と言われています。
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若い頃は「茹で過ぎの柔らかいうどんなんて~」と思っていましたが、齢を重ねてから食べてみると、新しい味の発見!とでも言いますか、これも美味しいもんだなぁと思えるようになりましたね。
味覚の変化というよりは味に対する許容量が増えたことが、自分のことながら嬉しかったのです。
これからも新しい味にチャレンジしていこー!
九州から取り寄せたのは
「五島うどん」(長崎県五島列島)
東混で何度か訪れたことのある五島列島の福江島で初めて頂きました。
それまでのうどんの概念とは少し違い、細麺でツルッとしています。
製麺する時に椿油を使うそうで、どちらかというと少し太くなったそうめんという感じですね。
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今回は夏なので冷やしで食べましたが、五島では茹でたてを鍋から直接、卵入りアゴ出汁につけて食べる「地獄炊き」が主流だそうです。
ぜひ冬にトライしたいですね。
最後はいよいよ
「讃岐うどん」(香川県)
今やスーパー・コンビニでも讃岐うどんが買えますが、美味しいお取り寄せうどんは意外と難しいんです。下手なお土産用の讃岐うどんより冷凍うどんの方が美味しいくらいですから。
私がずっと愛用しているのが「三野製麺所」乾燥うどんです。
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地元でも知る人ぞ知るという品なのですが、注目して頂きたいのが茹で時間なんです。
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そうです、見間違いではありません。
うどんを茹でるのに25分かかるんです!!
すぐに食べたい!という時には向きません。
しかし、それだけ待つ甲斐があることは保証致します。(お店からは何ももらっていませんよ)
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ざるうどんも良いのですが、今回は「ぶっかけうどん」にしました。冷やした麺に直に出汁をぶっかける、讃岐で一般的な食べ方です。
これに大根おろしや柑橘のすだちがあれば言うことナシ!
他にはかけうどん、今や全国区になった釜玉うどん、茹であがった麺に醤油だけをかける生醤油うどん等、バリエーションは豊富です。
ここまでの写真をご覧になって何か足りない気がするなぁ!?とお気づきになった方もいると思います。
そうです、どのうどんにも「ねぎ」を乗せていないのです!
実は私、生のねぎが食べられないんです。
苦手というのもありますが、粘膜過敏症でねぎやニンニクの生は私には刺激が強いのです。
なのでうどんや蕎麦、ラーメンを食べる時も基本的に入れない(抜いてもらう)んですよ。
ホントは食べられたら楽しみも広がるのでしょうが・・・
そのかわり薬味の生姜は沢山のせますよ!
皆さんがお作りになる時は、ねぎや色んな薬味を入れて楽しんでみてください!
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今回はこの夏に食べたうどんを紹介してきましたが、他にも大阪の出汁の利いたきつねうどん、博多のゴボ天うどん、山梨の吉田うどん等々、日本各地には様々なうどん文化がまだまだありますね。
うどんに限りませんが、まずはご自分のお好きなモノを取り寄せてみて、世の中が落ち着いて普通に旅行が出来るようになったら、今度は現地に出向いて本場の味を楽しむ。
そんな日常が一日も早く帰ってくることを、心から願っています。
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