2月16日&17日。
東京と名古屋で2日続けて開催された定期演奏会&特別公演。
指揮者が2人、
ヤマカズ監督の定期は2年ぶり。
さらにしらかわホールでは最後の演奏会…とさまざまな理由が重なり、
多くのお客様とご一緒できた2日間となりました。
今回の記事では、16日の写真を中心に、
1日の公演が創り上げられていった流れをお見せしたいと思います。
その①はなかなか見れないゲネプロ編。
じっくりお楽しみください!
264回定期演奏会 GP写真より
※画像をクリックするとフルサイズでご覧いただけます
東混の音楽監督を務める山田和樹。
フランス国立管弦楽団など欧州で活躍するバーバラ・ドラガン氏。
山田監督のアイデアにより、今回の指揮者はこのお2人でした。
『Fragments』と『土の歌』の2曲を出演いただいた福間洸太朗さん。
アンコールでは無茶振りのソロ曲も演奏していただきました。
レジデント・アーティストの信長貴富さん。
今回は新作委嘱『星の名を知らずにいたい』初演のほか、
男声合唱曲『Fragments』を演奏いたしました。
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新作『星の名を知らずにいたい』ひとつの詩を日本語と韓国語で発表した作品。
信長さんはその2つのことばそれぞれに音楽をつけました。
別々に歌ったあと、2曲を同時演奏することで、新たなハーモニーが生まれる作品となっています。
ゲネプロでは会場の響きを聞きながら、数回かけて演奏のプランを練りあげていきました。
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知覧の特攻隊基地に遺された遺書の数々をもとに作曲された『Fragments』。
ソリストを多用し、モノオペラや群像劇のように音楽が進んでいく名曲です。
東混定期では珍しい男声合唱曲ということもあり、
リハーサルも普段以上に熱気の高いものとなりました。
ドラガンマエストラとのRHは終始英語で進みました。
言葉と音楽をリンクさせて、和音を噛み締めて…と、
一つ一つ着実に、丁寧に進んでいく音楽。
リハから本番に向けて、そのダイナミックさや精細度が増していきます。
カンタータ『土の歌』は東混にとって、初演時から幾度となく演奏してきた大切な作品。
数日間のリハーサルでその音楽をしっかりと見つめ直しました。
GPでの振り返りは、ほんの数フレーズと1,2言のアドバイスだけにとどまりましたが、
そこにはマエストロの、演奏者や音楽への強い信頼があるように感じました。
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当日の山田監督のアイデアで、
アンコールには、信長さん作曲の『ハミングのためのエチュード』を演奏することに。
コロナ禍の合唱界に向けて書かれた曲で、今回歌った『星の名を〜』にもつながるような作品です。
2つのコーラスをドラガンさんと山田監督で振り分けながら一緒に演奏。
ヤマカズ監督の無茶振りに少し困惑しながらも、非常に和やかな時間となりました。
…GPの様子だけでひと記事分になってしまったので、
続きはその②でご覧ください🙌!
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写真:©︎中村紋子
文責:平野
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