【第259回定期】
11月26日 @杉並公会堂
指揮 沖澤のどか
ピアノ 泊真美子
チェンバロ 曽根麻矢子
沖澤さんが音楽を示す歌声は、朗らかで正確。アップの軽やかなテンポへの誘いに、重力を忘れるかのようだった。
曽根さんのチェンバロでモンテヴェルディの魅力を引き出し、土田英介作品を詳細に弾き分ける泊さんの表現が素晴らしかった。
【大阪定期 No.27】
12月10日 @豊中市立文化芸術センター
指揮 大友直人
ピアノ 酒井有彩
譜面の端から端までスッキリと音楽に没頭できる交通整理。大友マエストロの木下牧子、上田真樹、そして三枝成彰の作品創りは、まさにNoble。
【ACO20周年特別企画 東混シリーズ第2回】
12月14日 @愛知県芸術劇場
Verdi 「Requiem」
指揮 山下一史
ソプラノ 森谷真理
アルト 池田香織
テノール 福井敬
バリトン 黒田博
オーケストラ 愛知室内オーケストラ
合唱 東京混声合唱団
倍音の幅の広さを感じたヴェルレク。悲しみや癒しを超え、ふと空を見上げたくなった。
山下マエストロの渾身のタクトに揺り動かされた舞台であった。
【東京駅コン】
12月19日
指揮 小林雄太
ピアノ 魚谷絵奈
サンタの格好で、駅周辺に働く人たちと合唱。階段に並んだ図はクリスマスの訪れにワクワクを呼び込んだに違いない🧑🎄
【仙台フィル 「第九」特別演奏会】
12月24・25日 @日立システムズホール仙台
指揮 角田鋼亮
ソプラノ 秦茂子
メゾソプラノ 小泉詠子
テノール 糸賀修平
バス 伊藤貴之
オーケストラ 仙台フィルハーモニー管弦楽団
前半プログラムは、木下牧子「たいようオルガン」。少人数の編成の小回りのきくドライヴ感。ホールとオケのタッグで、響きも豊かに。
後半第九。地元の歌う会のみなさんと声を合わせた。
【みはら風と海のコンサート】
1月8日 @三原市芸術文化センターポポロ
指揮 山田和樹
ピアノ萩原麻未
0さいからのコンサートも開催
音は人に何を与えるのかシンプルに考えたくなる時間。萩原さんの充実したピアノの音色に圧倒。0さいからコンサートの時のうさぎの被り物も最高でした🐰
この繋がりも山田さんの成せる技。
【平塚景堂作曲 「散華」収録】
1月18日 @秋川キララホール
指揮 水戸博之
ピアノ小埜寺美樹
この声が100年後も残される可能性。時間が創る音楽であると同時に、信仰の中にある意味を、少しだけだが捉えられたような気がした。
【柏崎公演】
1月22日 @柏崎文化会館アルフォーレ
指揮 松井慶太
トーク 池辺晋一郎
S松崎、A小林音葉、T平野太一朗、B伊藤浩。4人でアカペラ30分公演。研究熱心なメンバー、新しいアイディアにも満ちている。表現を恐れず、もっと出しても良いと思われる。池辺晋一郎さんのお話しが楽しすぎて、道中あっという間。
【第260回定期】
1月28日 @杉並公会堂
指揮 キハラ良尚
ピアノ松本望 鈴木慎崇
監修 信長貴富
演出 しままなぶ
照明 林高士
闇から光への舞台創り。
光を当てると影ができる。そのコントラストを歌う角度や聞こえてくる方向に当てたような舞台であった。人の業、機械的な面、声vs楽器(ピアノ)などなど。
【佐倉・一関特別公演】
2月5日 @佐倉市民音楽ホール
2月11日 @一関文化センター
指揮 村上満志
ピアノ魚谷絵奈
コントラバス奏者である村上さん(現在は東混参与)。低音に住んだ人のハーモニーの捉え方、景色の見え方を識った。
【名古屋特別演奏会/第261回定期】
3月4日 @三井住友海上しらかわホール(名古屋市)
3月5日 @杉並公会堂
指揮 広上淳一
ピアノ 野田清隆
リハは広上さんの弟子、水戸博之さんからスタート。東混13年の付き合いで生まれた信頼とともに、音楽創りの田おこし。
翌日広上マエストロ登東混。身体から発する豊かな音の種まき。
音の世界が「まわっていく」と示す進行の様と大きな声で言い放つ言葉の節々には、彼の師らの作品をゆっくりと抱きしめるような感触。
【高知特別演奏会】
3月11日 @高知県立県民文化ホール オレンジホール
指揮 キハラ良尚
ピアノ 魚谷絵奈
ゲスト出演に、高知県合唱連盟のみなさま。合唱連盟のみなさんの持つ声が、音楽を伝えるのに良い楽器を持っていると言っても過言ではなかった。
【東京混声合唱団と歌おう♪藤枝市ジュニア合唱祭】
3月12日 @藤枝市民会館
指揮 水戸博之
ピアノ 安宅薫
成長する過程に音楽があることの意味。それを見つけ出す一歩のコンサート。子どもらは未来、私たちは歴史になり、歌うことで出会う世界をより楽しみたいと思った。
【山田和樹@音楽堂 未来へのメッセージ】
3月15日 @石川県立音楽堂
指揮 山田和樹
管弦楽 オーケストラアンサンブル金沢
児童合唱 エンジェルコーラス
佐藤眞 土の歌
アンサンブル金沢のみなさんの音色に感化され、東混の音も変化をしていく。この過程こそが楽しみであるのは間違いない。
武満徹 songsから
引き算の響き、己より相手やホールから貰うものを聞く耳。作品からも読み取れるさまざまを見逃さずいたいと思ったのは、音楽監督からの贈り物かしら。
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